まれに見る大接戦に一喜一憂
2013年4月21日(日)、小雨の降る品川区の宮前小学校で、第4回経験者わいわいGAMESが開催されました。
今回の大会で、スペシャルプレイヤーとして参加予定だったバリバリチームのクリス選手が、前日に負傷してしまいプレイが出来ないというアクシデントが発生。
しかし、その窮地を救ってくれたのが、同じくバリバリチームの黒澤健太選手と高山師門選手。
チームの練習後、クリスの替わりにゲストプレイヤーとして来てくれました!
飛び入りで来てくれたにも関わらず、2人とも試合では大活躍。
黒澤選手は声を出してチームを盛り上げつつ、時には相手のディフェンスに見事にボールを奪われながらも(笑)、仲間に的確なパスを捌いてチームを活性化させていました。
高山選手は審判の厳しいジャッジに苦しみながらも、みんなが思わず「おぉっ!」と声を上げるようなブロックショットを披露したり、鮮やかなリバウンドを披露するなど、大いに助っ人プレイヤーとしての活躍をみせてくれていました。
そんな2人の活躍もあってか、大会も過去にない3つ巴の大接戦に!
チームレッドvsチームイエローの第1試合は、序盤からチームレッドが次々に得点し点差が大きく開きます。
しかし試合が進むにつれチームイエローが徐々に点差を縮め、残り4秒で5点のビハインドからリバウンドを取ったチームイエローが、試合終了のブザー直前に放った女子の3ポイントシュート(6点分)がブザービーターで沈め、1点差での大逆転勝利となりました。
続くチームブルーvsチームレッドの試合も、第1試合同様に序盤はチームレッドがリード。
ところがチームブルーは助っ人プレイヤーの活躍もあり、試合時間残り2分を切って、十分に逆転出来る射程圏内に。またもや逆転の期待が高まる会場でしたが、うまく相手のファウルを誘いフリースローを沈めたチームレッドが、そのまま逃げ切り勝利。
ここまでで、チームレッドは1勝1敗、チームイエローが1勝、チームブルーが1敗。
ここまでの2試合が僅差のため、この時点でどのチームにも優勝の可能性が残されています。
既に試合を終えたチームレッドは、チームブルーが僅差で勝ってくれることを期待しています。
そんなチームレッドの選手たちの心をもて遊ぶかのように、第3試合は抜きつ抜かれつのシーソーゲームに。
チームイエローがリードすれば「青頑張れー!」とチームブルーを応援する声援が。
しかしチームブルーがリードを広げ始めると「青頑張り過ぎー!黄色頑張れー」と今度はチームイエロー側を応援する声に(笑)
局面によって応援するチームが変わるという不思議な会場の空気で、試合は終盤へ。
ただ、やはりこの試合も試合を決めたのは女子シュートの威力。
終盤で2本の3ポイントシュートを沈めたチームイエローが最後に引き離して勝利。
大会結果も2勝0敗のチームイエローが優勝、2位がチームレッド、3位がチームブルーという結果になりました。
試合が拮抗したこともあってか、どのチームの選手たちも晴れやかな表情で試合を終えていました。
そんな今回の大会を象徴するかのように、大会の終わった体育館には、暖かい西日が差し込んでいました。